主な症状
- 目のかゆみ
- 目の充血
- 目の異物感(ゴロゴロ感)
- 目やにが出る
- 涙が出る
- まぶたの裏にぶつぶつができる 等
主な原因
原因として最も多いのが2月ごろから飛散し始めるスギ花粉によるアレルギーですが、その他にも様々な植物がアレルゲンとなっています。近年では、黄砂やPM2.5の影響で発症する場合も多くみられます。
そのため、季節性アレルギーであっても、原因を変え年中症状が出る方もいらっしゃいます。
〈代表的な原因植物と飛散時期〉
花粉対策
- 花粉の飛びやすい、雨天の翌日の晴れた日などはなるべく外出や布団を干すことを避ける。
- 外出時はメガネ(花粉対策用メガネはなお有効的)や、つばのついた帽子を着用し、眼のまわりに花粉が付着するのを避ける。
- 花粉が付着しにくい素材の衣類を選び、外出から帰った際に衣服に付いた花粉を十分落とす。
ウールやポリエステルフリース(表面がボコボコしている素材)よりも、綿やポリエステルなどの表面がツルツルしている衣類の方が花粉が付きにくい傾向にあります。また、静電気の起こりにくい素材や、静電気防止スプレー等を利用するのも、室内に花粉を持ち込まないために有効的です。 - 洗濯物、布団は花粉を払い落してから取り込む。
予防投与
花粉が飛び始める1~2カ月前から、抗アレルギーの目薬を使用した方が症状が軽くなるので、予防投与がおすすめです。 ソフトコンタクトレンズの上からも点眼可能な目薬もあります。お気軽にご相談下さい。
治療
・点眼治療(目薬)/眼軟膏治療
軽度の場合には、抗アレルギー点眼薬、抗ヒスタミン点眼薬の処方をされることがほとんどです。抗アレルギー点眼薬や、抗ヒスタミン点眼薬は種類が多く個々よって効き方が異なりますので、効きにくい場合は薬の種類を変えながら様子をみます。
重症度が高い場合は、ステロド点眼薬やステロイド眼軟膏の処方が検討されます。
・内服治療
目局所的ではなく、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状がみられる場合、内服治療も有効的です。
アレルギー性結膜炎に対しては、薬物治療が第一選択になります。
ご来院の際はお薬手帳をお持ち下さい
●眼以外のアレルギー疾患を合併されていて、既に薬を使用されている方は薬の効果の重複を避けるため。
●過去に使用していた薬を知ることで治療の経過を追いやすくするため。
●過去に使用していた薬を知ることで治療の経過を追いやすくするため。