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アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは
眼球は物を見るために外界にさらされているため、つねにアレルギーの原因物質「アレルゲン」の影響を受けやすい状態にあります。アレルギー反応により結膜に影響受け、目の充血やかゆみが起こる病気を「アレルギー性結膜炎」と言います。
目のアレルギーの症状
最も代表的なものが「 痒み 」です。目そのものが痒く感じることもありますが、まぶたやまぶたのふちなどにも痒みがあらわれます。それ以外では、 異物感 (ゴロゴロした感じ)、 充血  浮腫  目の腫れ  涙や目やに が多くでたりするなどが主な症状です。
●異物感は、アレルギー反応によって、瞼の裏の結膜に小さな盛り上がりができ、これがまばたきの時に角膜(黒目)と触れることで生じます。場合によっては黒目に傷がつくこともあります。
●浮腫は、白目部分が腫れてぶよぶよしたり、水ぶくれの状態になることを言います。結膜 の表面の膜は薄く柔らかいため、眼を擦ったり、掻いたりしたのが刺激となって浮腫を起こします。
アレルギー性結膜炎の種類
季節性アレルギー性結膜炎(原因:花粉)
毎年同じ季節になるとアレルギーによって結膜炎が起きる病気のことです。花粉症が代表です。
通年性アレルギー性結膜炎(原因:家屋内のチリ。ほこりやカビ、ダニ、フケ、ペットの毛や分泌物など)
季節に左右されず、症状が一年中現れるため「通年性」と呼ばれます。
その他、アレルギーによって引き起こされる目の病気には・春季カタル・コンタクトレンズアレルギー・点眼薬アレルギー・接触皮膚炎等があります。
季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)
原因として最も多いのが2月ごろから飛散し始めるスギ花粉によるアレルギーですが、その他にも様々な植物がアレルゲンとなっています。
〈代表的な原因植物と飛散時期〉
代表的な原因植物と飛散時期
花粉対策
  • 花粉の飛びやすい、雨天の翌日の晴れた日などはなるべく外出や布団を干すことを避ける。
  • 外出時はメガネ(花粉対策用メガネはなお有効的)や、つばのついた帽子を着用し、眼のまわりに花粉が付着するのを避ける。
  • 花粉が付着しにくい素材の衣類を選び、外出から帰った際に衣服に付いた花粉を十分落とす。
    ウールやポリエステルフリース(表面がボコボコしている素材)よりも、綿やポリエステルなどの表面がツルツルしている衣類の方が花粉が付きにくい傾向にあります。また、静電気の起こりにくい素材や、静電気防止スプレー等を利用するのも、室内に花粉を持ち込まないために有効的です。
  • 洗濯物、布団は花粉を払い落してから取り込む。
予防投与
花粉が飛び始める1~2カ月前から、抗アレルギーの目薬を使用した方が症状が軽くなるので、予防投与がおすすめです。 ソフトコンタクトレンズの上からも点眼可能な目薬もあります。お気軽にご相談下さい。
通年性アレルギー性結膜炎
原因として最も注目されるのが、ハウスダストです。ダニ(ダニの死骸)や糞、ヒトや動物のフケや毛、カビなどが埃に含まれ空中に舞い上がり、結膜に付着すると結膜炎を引き起こします。

ハウスダスト対策
  • 意識的に換気を行う。ただし、花粉症の症状もある方は空気清浄機の利用が効果的。
    通気性の悪い環境はダニやカビにとっては好都合になります。
  • 掃除機でこまめに掃除をする。
    掃除機の前に乾いた雑巾で拭くかモップがけをすると、ホコリの舞い上がりが抑えられます。
  • ホコリが溜まりやすい場所は、濡れ雑巾などで拭く。
  • 布団は天日干しをする。
    布団はできれば洗濯して干した上で掃除機をかけるのがベストです。
治療
アレルギー性結膜炎に対しては、薬物治療が第一選択になります。
点眼・眼軟膏治療
軽度の場合には、抗アレルギー点眼薬、抗ヒスタミン点眼薬の処方をされることがほとんどです。抗アレルギー点眼薬や、抗ヒスタミン点眼薬は種類が多く個々よって効き方が異なりますので、効きにくい場合は薬の種類を変えながら様子をみます。
重症度が高い場合は、ステロド点眼薬やステロイド眼軟膏の処方が検討されます。
内服治療
目局所的ではなく、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状がみられる場合、内服治療も有効的です。
ご来院の際はお薬手帳をお持ち下さい
●眼以外のアレルギー疾患を合併されていて、既に薬を使用されている方は薬の効果の重複を避けるため。
●過去に使用していた薬を知ることで治療の経過を追いやすくするため。

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